株式会社フィネス リクルートページ

ESSAYエッセイ

必殺技

2025年03月03日

私の大学は、病院や福祉施設に就職する学生が大半を占める。
そのため、4年の夏〜冬に就職活動を進めるのが一般的であるが、一般企業を志望していた私は3年の秋には動き始めていた。
同じ時期に就活をしていた学生は私の身近にはおらず、当時は常にさみしい思いをしていた。

しかし、私にはとっておきの必殺技がある。
私が特に挫折をすることなく第一志望のフィネスから内定をいただけたことにも、この必殺技が大きく関わっている。

私の必殺技は「勢い」である。
「とりあえずやってみよう!きっと何とかなる!」というマインドは、良くも悪くも私の人生の基盤となっている。

良い例としては、中学3年生のころに、1日12時間以上という勢い任せの受験勉強をした結果、到底行けないだろうと思っていた進学校に合格したことだ。
悪い例としては、勢いでその高校に入学した直後に早くも挫折を味わったこと。
日々の難しい授業は7:30から始まり、さらに通学には往復で2時間以上を要した。
思い返すとどうして倒れなかったのかが不思議なのだが、平日は3時間ほどの睡眠時間しか確保できていなかった。
そんな生活が続いた結果、毎年ほぼ最下位の成績を取り続けたことで気分が落ち込み、心から楽しいと思えた日は一日もなかった。

このエピソードは、面接時にも話した内容だ。
それぐらい高校に関するエピソードは私の人生において大きな存在感を放っている。
そしてこれからの人生も含め、最も大きな挫折である(と願っている)。
だから、私にとって「勢い」という言葉は切っても切り離せないのである。

一方、就活は就職指導課の力を借りつつ、驚くほど順調に進んだ。
当初は4年生になっても就活を続けるつもりで、「まずは早期選考で面接に慣れよう」と思っていたのだが、いつの間にか本気で早期選考に取り組んでおり、「勢いで行けるところまで行ってみよう」と思うようになっていた。

そして迎えた人生初の面接、それがフィネスの一次選考だった。
オンライン面接でありながら、凄まじく緊張したのを覚えている。
きっと人事部の方にもその緊張感は伝わっていたはずだ。
しかし、順調に選考が進み、約1か月後になんと内々定の連絡。
「勢いでどうにかなりすぎている!」と心底思った。
やはり私に必要なのは、勢いなのである。

リスクを恐れて何もしないのは性格上嫌いだ。
しかし、勢い任せで挫折することも嫌いだ。
だから、10代という早い段階で挫折を経験してよかったと思っている。

まだまだ人生はこれからである。
これからはほどよい勢いをもって生きていこうと思っている。

フィネスをもっと知る

  • Instagram
  • X
  • Youtube
  • Wantedly